このサイトは個人再生経験者による実話をまとめたブログです。
パチンコ、パチスロ、FXなどギャンブルが辞められず借金を増やし小規模個人再生という債務整理の手続きを申し立てした私自身の体験談を記録しています。申し立て当時は妻33歳、子5歳、子1歳、私38歳の4人家族でした。何度も死を考えたほど悩んだ借金生活でしたが個人再生によって最終的には借金全額完済となり人生がリセットされたような身軽な気持ちなりました。それによってその後の人生の再起が見えてきた。そんな人生の記録を残すブログとなっております。
個人再生とは
個人再生とは裁判所に提出した再生計画にのっとり、5分の1に減額された債務を3年~5年かけて支払う債務整理の手段です。
個人的には他の債務整理手段(任意整理、自己破産)と比べてデメリットが多い債務整理の手続きだと感じています。
メリット
メリットは以下
- 債務が5分の1に減額されるので返済が楽になります。
- 持ち家を手放さずに手続きできます。
- 手続きが始まると債権者は強制執行(給与差し押さえなど)ができなくなります。
しっかりと再生計画を遂行できるなら、人生をリセットすることができます。
デメリット
その後の人生まで経験した上で感じる完済後の個人再生デメリットはこちらに書いてます。
債務整理を検討中の方はまずこちらを御覧ください
大きく分けて以下のようなデメリットがあります。
金融ブラック情報
個人信用情報にブラック情報が記載されます。債務整理による事故情報と手続きに要する期間90日以上延滞などの長期延滞情報が記載されます。
クレジットカードが一定期間作れなくなります。
個人信用情報機関にブラック情報が記載されることで最低でも5年、多くの場合7年から10年程度は金融機関の審査で不利になります。
返済を継続しないといけない
自己破産なら返済は不要となるが、個人再生では減額されたとはいえ返済を継続しないといけません。
そのため安定収入が必須となります。
官報に記載される
弁護士や裁判所の和解なら個人信用情報機関のブラック情報のみで住むところ、自己破産と小規模個人再生の手続きを行ったものは官報という国の機関紙に掲載されます。これは公示される情報なので閲覧希望したすべての人が閲覧可能です。また官報掲載の情報は金融機関が閲覧する情報として別途7年間閲覧可能状態が続きます。
これにより個人再生手続き後、全額完済から7年~10年ほど審査で不利になる情報として残る傾向があります。
自己破産より人生リセットからの再起が遅れる
これはあくまでも筆者個人の状況での感想ですが、個人再生は手続きに時間がかかるため人生の再起を考えた場合、自己破産に比べて遅れを取ります。個人再生では再生計画実施後もブラック情報を抱えたまま返済が続きます。そのため、返済完了してからクレジットカードなどの個人信用情報のブラック消滅へのカウントダウンが始まります。
そのため、債務整理後にクレジットカードを作れるようになるには自己破産に比べて3年~5年程度遅れる。
ブラック情報消滅に際しての大きなハンデがあるのが個人再生です。
つまり金融機関での再起が遅れます。これは実体験です。
よほどの理由(私のようにギャンブル100%借金で免責不可、持ち家をどうしても手放したくない)がない限り自己破産手続きするほうが人生の再起は早まると感じています。
私の場合は免責は通りそうでしたが家族との思い出、今後もこの場所での生活を大切にしたいと思い、個人再生手続きをすすめることになりました。
個人再生の手続きの流れ
実際に手続きをすすめるための流れです。(基本的に自分では出来ません。弁護士や司法処理に依頼するものです)
弁護士か司法書士に相談
無料で相談できるのでお近くの弁護士や司法書士に相談するといいでしょう。しかし、専門的に債務整理を取り扱う弁護士のほうが債務者からの督促を一撃でストップしてくれたり債務者のとって都合のいい状態を早急に準備できる場合が多いので、債務整理が得意な弁護士事務所へ相談するほうが安心できるものです。
受任通知が債権者へ届く
各債権者(消費者金融、クレジットカード会社、信販会社、銀行など)へ介入通知(受任通知)が届きます。
これにより債権者からの督促や請求に関するコンタクトが一気になくなります。
債権調査
弁護士や司法書士から介入通知(受任通知)が届き、債権者はそれぞれの残債務の報告をおこなります。これにより法定利率による過去の支払いを再計算され残債務が軽減されることが多く、場合によっては過払い変換によりお金が戻ってくることもあります。
必要書類の準備
個人再生に必要な各書類を揃えます。
これは債務者本人がしっかりと申告し用意する必要があります。住宅ローンがある場合などは整理債務にいれないため、状況により手続きがややこしくなりがちです。
なかなか手間のかかる準備ですがここを乗り越えれば手続きは一気に進みます。
個人再生申し立て
申告した債務、収入、その他家計に必要な金額などから再生計画のもとになる個人再生の申立書を作成します。これを管轄の地方裁判所へ提出します。
家計収支表作成と積立
個人再生申立から3ヶ月間、家計収支表をつけます。
同時に銀行へ一定の金額を積みたてます。(残高として残していきます)現実の家計収支表と積立を実行している銀行通帳を裁判所に提出します。これらが再生計画の可否を決める判断材料となります。
再生計画認可決定
再生計画案の認可決定が行われます。認可されると個人再生手続きは完了です。
再生計画に基づく返済開始
あとは再生計画通り毎月の返済金額をしっかりと継続します。
毎月払いではなく3ヶ月に一回の支払いになるなど振込手数料の負担を減らした計画担っている倍がありますが、しっかりと毎月積み立てながら返済する強い意志が必要です。
個人再生における債務減額
再生計画庵が認可された場合、債務全体の総額に対して弁済が必要な金額は以下の通りです。
- 100万円未満 減額されない
- 100万円以上500万円未満 100万円
- 500万円以上1500万円未満 借金総額の5分の1
- 1500万円以上3000万円未満 300万円
- 3000万円以上5000万円以下 借金総額の10分の1
私の債務総額は約1000万円でした。
債務整理してサラリーマンだった私のその後
このブログは実際に個人再生を進めているときの記録を残したものです。
うだつの上がらないサラリーマン一筋14年の私が、パチンコ・パチスロにハマり、FXで借金を膨らませ破産状態になる。住宅ローンを抱えており、債務整理の手段として個人再生を選び、その経過を残しました。その後の人生での気づきも書き綴っています。
借金で悩んでいる方の今後に向けた判断材料として参考になれば幸いです。
非常に恥ずかしい過去ですが、お役に立てればとすべての出来事を公開しております。
私自身はこの小規模個人再生という債務整理によって、借金はすべて完済しました。
多くの金融機関にはご迷惑をおかけしましたが、
人生は再生、いやそれ以上に上昇し、借金を抱えていた時代には考えられないほど裕福な生活ができるようになりました。
私は債務整理の後、自営業となり、その事業で法人設立し、それなりの売上と収益が出た結果、家族との旅行、趣味の車いじりや夜の付き合いなどが活発になる40代を過ごしました。今思えば、債務整理しなくても借金返せるレベルの売上が出たのですが、結局の所、借金を整理した身軽になった心から生み出した成果だったのかもしれません。
表向きは社長業となりますが、今は一人法人です。
もちろんその後の人生、いいことばかりではなく涙をながすこともありますが、借金抱えて死にかけていた頃に比べるとどれも乗り越えられるものばかりです。
借金がなくなり、たくさんお金を稼げるようになり、その後また落ちたこともあります。
しかし、
私は今、幸せです。
今も借金はなく、私には仕事で得たスキルとわずかな貯金があります。
人生は絶対にやり直せます。
これが私の持論です。
完全にホワイトになりました。
あきらめないでくださいね。
人生は必ず好転させることができます。
クレジットカードも審査通過するようになり発行されました(2枚)
今、借金で未来が見えないあなたへ
今、借金で未来が見えないあなたへ
あなたは法律で守られています。
不安で苦しくて、つらい日々が続いているのなら
一度リセットしていいんです。
私のようにやり直せばいいんです。
元消費者金融の社員であり、回収担当だった私は、借金で苦しみながらリセットせずに悲しい結果になった人をたくさん見てきました。
本当に危ない状態になる前に、弁護士へ相談しましょう。
早まらずに、必ず法律の専門家、
債務整理のプロである弁護士は強い味方になってくれます。
借金を整理すれば人生は必ずやり直せます
借金で人生の破滅寸前まで追い込まれながら、債務整理の末、なんとか人生を修正。
人生はまだまだやり直せます!
あきらめないでください!
40歳からでも
私のように50歳からでも
人生は必ずやり直しが出来ます。
私のお金に関する過去の失敗歴をすべて残しておきます。
借金の理由はパチスロ(パチンコ)とFX
悩みの実話
債務整理開始したころのブログ記事一覧
借金のきっかけ19歳でバイクのローンとパチンコ借り入れ多重債務者への道
借金でお悩みの方へ
このブログを見つけてくださる方は
恐らく今、
借金でそうとうお悩みなんだと思います。
- 自己破産にするべきか?
- 個人再生にするべきか?
- あるいは任意整理で解決すべきか?
債務整理するにしても、
借金の額や今の収入次第で
決断は悩ましいところだと思います。
債務整理をしたいけど、方向性で迷っておられる場合は、債務者を罵ることのない安心して相談できる債務整理に詳しい弁護士へ相談しましょう。
借金の悩みを安心して相談しやすい弁護士
本当に債務者に優しい弁護士事務所を以下にまとめています。
着手金0円で分割対応弁護士費用が払えないそんな人も分割OKの債務者に優しい事務所一覧
住宅ローンがあるなら個人再生でいい
私は自己所有の住居(マンション)住まいで住宅ローンがあったため、自己破産ではなく小規模個人再生による債務整理を選択しました。
小規模個人再生は
自己破産を除けば、
借金は総額の5分の1まで減額されるので
最も支払いが楽になる債務整理手段だと感じます。
2011年にはその再生計画のもとで完済に至りました。
完済したとはいえ、金融各社さまには大変ご迷惑をおかけして申し訳ない限りです。
今お悩みの方へは、この当時の私の気持ちや出来事など、気休め程度ですが参考になればと思い、書き残しております。
思い悩む現状はよくわかります。
借金で悩みすぎて悪い判断をしないことを祈っております。
債務整理後の人生は
良いこともあれば悪いこともあります。
しかし、
にっちもさっちも行かない現状を抱えたまま生きるより、
債務整理というひとつの現状解決手段を選ぶことも決してあなたの人生を考えれば悪いことでもないと思います。
どうか、良いご判断を。