給与所得者等再生手続きで住宅ローン特例 | 個人再生とその後の人生ブログ

給与所得者等再生手続きで住宅ローン特例

 会社員の知人が個人再生の手続きを始めました。
これで周りで個人再生した人がまた一人増えたことになります。
もともと同じ会社にいたから業績悪化でどうしても抱えたローンなどの返済に支障を来すんでしょう。
相当悩みを抱えた生活が続いていたようで
住宅ローンの返済だけは守り続けていたようです。
自動車ローンはすでに延滞中で半年ほど前に売却済み。
以前つとめていた会社の給料は手取りで32万円。
減俸が3年続いた(本人の成績ではなく会社の収益悪化のため)らしい。
その後、転職し給料が手取り25万円からスタート出来たようだが
実質、今までの生活で出来上がっていた生活費を支払うにも限界の収入だった。
配偶者はパート勤務にも出られない。
妻が年上でなかなか安いアルバイトでも就職出来ないそうだ。
子供はすでに高校を卒業して社会人になっている。
夫婦二人暮らしで25万円の収入だが
住宅ローンが残り10年
月々87,000円 ボーナス月に110000円加算という
年間支払総額が120万円程度の一般的コースだったようだ。
今まで25年も支払ってきた持ち家を手放すというのは心情的に苦しい。
自己破産も検討したが最終的にサラリーマンであるということで
給与所得者等再生手続き(個人再生のサラリーマン版)を選択したようです。
負債総額は住宅ローンを除き320万円
消費者金融で270万円ほどあるようです。
所定の返済は苦しいが残債圧縮で60万円程度まで下がる。
これを3年返済なので月々2万円未満の支払いを継続すれば法的に整理できる。
今の給料で夫婦二人、住宅ローンとこの返済なら可能でしょう。
がんばって返済してほしい物です。
私も今月の支払いが非常に苦しい状態ですが
再生手続きは全て払い終わるまでは油断できません。
気を抜かず支払いを継続していきたいと思います。