15年勤務で会社が倒産。キャッシングの返済が滞る

某アパレルメーカー元社員 betaさんの給与所得者個人民事再生体験談
アパレルメーカーに勤務しだしたのは15年前。ちょうどバブル景気が終焉を向かえ売り手市場の就職戦線で数社の内定をもらいながらの入社だった。

考えてみれば、入社前から会社の待遇はよかった。
この時代はまだ、人材不足の企業も多く、学生だった私たちはあたりまえのように自分で選んだ企業に入る。そのような文化があったようにも思える。
社会人になり、同期入社の女子社員や同期の営業マンらとよく飲みに出かけた。
特に週末は新入社員ながら数万円の出費をすることも少なくなかった。
いまさら過去を振り返っても仕方ないが多少の見栄を張っていたことは間違いない事実だ。

入社2年目にマイカーローンという銀行のクレジットのようなもので210万円の負債を背負うようになった。5年ローンだが当時は自分の考えの中に「退職」という文字は無かった。
数年かかったが自動車ローンは普通に払い終わった。しかし、クレジットカードの月々の返済額はどうしても10万円を下回らない生活が続いていた。

23歳で入社し、29歳で結婚。
結婚の際に借金と呼べるものはすべて清算完済した。総額は210万円程度。実に自動車のローンと同じ金額残債だった。

その後、単身赴任により仙台に2年4ヶ月。
この期間に自分自身で浪費といえるお金を使っていたような気がする。
元の勤務地東京へ戻った際、負債総額は400万円となっていた。

しかし、当時は勤務12年。
それなりに収入も生活も安定しておりいずれボーナスで減らして、最悪退職金であっさり完済できるだろう…。
そう考えていた。

しかし、平成18年に入り業績不振のため減棒。
内緒で返済していたキャッシングもここにきて返済が苦しくなった。
住宅ローン 月々11万円 ボーナス払い 年2回 21万円×2
キャッシング残債 414万円

源泉徴収票に記された自分の年収は540万円程度だった。
正直、月々の返済が出来る状態ではなく、消費者金融への返済は遅れがちになっていた。
臆病な性格もあり、インターネットや掲示板の書きこみをみて適当な司法書士を探し当てた。

相談に30分で5000円かかったが、そのまま債務整理についての方法を指導してもらった。
自分の場合、自宅ローンがあったので給与所得者再生手続きという、いわゆる個人民事再生手続きを申し立てることになった。
弁護士に依頼してから、実際に支払いが始まるまで約1年ほどかかったが負債総額は住宅ローンを除き90万円程度まで圧縮された。
これを3年間で返済する。毎月26000円程度の返済。
これなら大丈夫だと司法書士の先生にお礼を何度も繰り返した。

毎月の返済が始まったもののもともとの浪費ぐせが完全に直ったわけではなく生活自体は楽ではなかった。
平成20年に入り、経済状況のあおりなのか、まさかの勤務先自体が民事再生法適用つまり倒産してしまうことになった。
現時点では退職を余儀なくされ、今後の人生をどう組み立てるものかと思案中だが30代後半で再就職も難しく、収入も住宅ローンプラス再生計画の借金残債を返済する義務がある。
ほんとうに厳しい。

しかし、家族を守るためには仮に自己破産してでも収入は得る必要があり、今はひたすら新しい仕事を探す毎日だ。
個人民事再生では再生計画さえ実行(返済)していれば仕事が変わっても特にどこへも申告する必要はない。
とにかく生活を立て直し、がんばって生きていこうと考えたい。

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