夫の浪費癖は治らない~車好きでローン返済しながら借金した結果自己破産した夫婦 | 個人再生とその後の人生ブログ

夫の浪費癖は治らない~車好きでローン返済しながら借金した結果自己破産した夫婦

はそこそこ車が好きで車のローンを抱えながら、パチンコで借金まで作った大馬鹿者です。

そんな私も以前は消費者金融社員としてお金を貸す側の人間でした。

そこでけっこう多くの奥様から聞いたお悩み

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夫の車好きと浪費癖

車がすきで高い何十万円もするホイールをつけたり、内装を派手にしたりと、けっこうな金額のお金を車の改造につぎ込むご主人。

そんなご主人の悩みを相談してきたのは消費者金融3社に借り入れのある奥さんA子さん。

A子さんは、ときどきうち(サラ金)の返済が遅れ、あげく30日以上の延滞となったので、家まで取り立てに行った際に話を詳しく聞いた。

その際、今まではサラ金3社の借金については自分のパートの稼ぎで返済してきたが、最近になって、旦那の収入が思ったように増えず、うまくお金を回せなくなったという。

思っていたように収入が増えない

平成15年頃の話ですが、当時でもすでにバブルが終焉して10年以上経過してる頃。

その頃30代を迎えるような家庭では、それなりに勤続年数も重ね、将来設計として収入を計算する際、今後の会社での昇進昇格などを含めて給料も増えると考えている人は少なくなかった。

しかし、現実は厳しもので、年令を重ね勤続年数も増えていくに連れ、給料が上がらず挙げ句のはて、減給になる人も多い。

うち(サラ金)の客の多くはそういった、減給や退職による劇的な収入源によって返済不能、自己破産や債務超過での逃亡生活に入っていく人が多かった。

実質顧客のうち、多い年度では新規顧客の10%が借り入れ後1年以内に焦げ客(債務超過や法的整理)として回収不能となっていた時代です。

話を戻すと、A子さんのご家庭でも同様に昇進昇格を計算にいれてたようですが、給料は上がるどころか30代後半になってずっと上がらないまま停滞。

一方で車へつぎ込むお金や、車関係で出会うオフ会の仲間との交流で使うお小遣いもかわらず使い込む状況。

そんな中、自宅の住宅ローンの返済と自動車のローン返済に加えて、旦那はキャッシングによって車の改造などをしていたことも有り、それらの返済が苦しくなり、奥さんのほうも返済がまわらなくなってきたということ。

 

こういう仕事をしているとよく耳にする話です。

見栄っ張り=浪費家なので危険

病気や事故などの事情で債務超過になる方がいる一方で、車や装飾品、持ち物などをより良いものを買い求めていく生活を続けた結果、どうしようもない借金を抱え込む人も少なく有りません。

 

最初はクレジットカードの枠内で済んでいたものが、5年10年とかわらず「心地よい生活」を続けた結果、どうしようもないほど債務が膨れ上がることがあります。心地よい生活=その人自身が周囲の人に対して気分良く過ごせるといったイメージのものです。

簡単な言葉でまとめると「見栄」です。

車好きなので、周囲の仲間より良い車、うんちくを語れる車種を好む人

同じ車種ならどれだけ改造費を使ったか?

グレードの高い車種の満足度を意気揚々と語る。

そういった人が有り余る収入の中でその車遊びをしているのなら問題ないのですが、ごく普通の収入(年収700万円程度)で車にのめり込んだり、奥さんに良いものをもたせようと見えを張ったりすると悪い結果を招く可能性は高まるようです。

副業ができない時代の血迷ったっ行動

令和になって副業の解禁といった流れになっていますが、今でも副業に対しては厳しい目の会社もあるはずです。

平成の時代では副業なんて会社にバレたらクビ。

つまり、サラリーマンにとっては副業なんてありえない話。

そんな中、大好きな車や見栄えの良いもの、素敵なお店を見つけて他人に自慢したいような人。

いわゆる浪費家に近い行動をとる人の中には、会社の給料と配偶者のパート代などをあわせた家計だけではやりくりできないことを実感している人も少なくないです。

今の収入ではどうしようもない、

けど、なんとかお金を増やしたい。

そんな思い出パチンコやパチスロに流れ込み、さらに悲惨な状況に。。

そんな人が意外と多いんです。

サラ金の焦げ客を捕まえて「借金が始まった当初の話」を聞いてみると、みんな似たような状況だったりします。

月給で暮らすサラリーマンが、カード払いで返済がつまり気味になり、一時的に借りたはずのキャッシングが延々と続く分割払いとなり生活を圧迫。

そんな重荷を背負った生活にもなれ、さらに借金を重ねる。

時間とともにそれらの解決策は失われ債務整理する。

当然の流れと言えばそれまでです。

見栄っ張りの自己破産も多い

車好きの人だけとは限らないのですが、自己破産している顧客の自宅や持ち物をみると、高級車を所有していたり、高級ブランドのバッグや衣類を所有してるケースがけっこうありました。

月々の返済が遅れ、連絡がとれないので何度も何度も自宅や勤務先へ訪問するが債務者とは会えない。

そういう回収業務が当たり前の時代ですが、会えない債務者の自宅にはBMWの高級そうな交換ホイールがドンとおいてあったり、ポストからあふれる大きな郵便物には高級ブランドからの優待券らしき封筒などが詰まっていたり。

年収400万円台と申告を受けていたが、自宅へ訪問するとメルセデス・ベンツの中古車が駐車してあったり、次に行くとそれがBMWに変わっていたり。

キャッシングで延滞するまでにそうとうな贅沢をしている人は少なくないように感じます。

そういう私自身も車好きでパチンコにハマり、挙げ句のはて、会社やめて債務整理です。

見栄っ張りでした。

まとめ

最初に登場したA子さんのご家庭の話にもどと、

彼らは夫婦揃って自己破産しました。

ずっと延滞なく支払っていた奥さんの借金。

それが急に延滞となり、そのまま長期延滞へ。

最初は連絡取れたのに、一度話をしてからは全く連絡が取れなくなり。

すぐさま弁護士からの介入通知。

その時点で我々は一切の手出しが出来ません。

その後、自己破産の手続きが進み、免責決定となり借金は法的に消滅しました。

 

見栄を張る人生は若い頃なら自分自身に輝きのようなものを感じたりっするものですが、年齢を重ね、結局その時以上に収入が増えなければ最終的には経済的限界が訪れます。

借金は放置すれば損害金という名の利息でどんどん膨らみ債務者からすれば地獄のような人生へ突入します。

見栄っ張りの人生、その結果残った借金。

将来が不安な人は早めに債務整理するほうが無難です。

債務さえななれば、その後借金なんか出来なくても意外と普通に生活できます。

本来のスマートな生活に戻るために、

人生はリセットできますよ。

 

私は分譲マンション持ち家だったので個人再生を選びましたが、賃貸なら自己破産で完全に借金を片付けるのがその後の人生をかなりスムーズにすすめるきっかけになったりします。

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